「うちはとっくにやってるよ」とおっしゃる方もいるかもしれません。
それなら相当優位な立場にいます。
戦略的に動いている人は非常に少なく、9割は目の前の仕事をこなすのに精一杯です。
自分や会社の戦略を毎日見直して評価している人は、ほとんどいないでしょう。
あるバイヤーが、卵を扱うお客様に「付加価値をつけたブランド卵を売りましょう」と提案しました。
卵は低価格商品の代表、何もしなければ特売商品ですから、もっともな提案です。
しかし、お客様の答えは「売るのに忙しくて、そんなことやっている時間がない」だったそうです。
つまり、100を120にすることに精一杯で、300や1000にするヒマはない、ということです。
ターゲット選定を間違えている例は実に多く見られます。
TVメディアの大きな役割は、ブランドの構築、認知度の向上、店頭への誘導、電話などでの資料請求への促進、などですが、明確な目的なくCMを流している例は意外とあります。
日本人なら誰でも知っている会社なのに、認知向上型のCMをやっていたりします。
また、多くのダイレクトメール(DM)もそうです。受け取った人に電話して欲しいのか、理解して欲しいのか、などの目的が明確でないものが多いです。
コメントを残す